「マーケティングって何のことかさっぱりわからない」
あなたはそう思った事ありませんか?
マーケティングは起業してビジネスをする上で、最も重要と言っても過言じゃなありません。
なぜならマーケティングの出来具合で商品やサービスが売れるか売れないかが決まってきます。
ようは収益に直結する部分って事です。
だからこそマーケティング戦略をじっくりと練る必要があるんですよ。
だけど、
「マーケティングって言葉を聞いた事はあるけど、どんなものなのかさっぱり分かんない」
そういった人が多いんじゃないでしょうか。
なので今回は、このマーケティングは何か?そして考え方について話していきます。
■目次
マーケティングとは?
まず始めにマーケティングについて話をしていきます。
ごく当たり前のようにマーケティングって言葉を聞きますが、どういう意味なのかさっぱり分かりませんよね。
マーケティングの定義は人によってさまざまです。
僕にとってのマーケティングの定義は、
価値を生み出し、お客さんにその価値を提供するまでの活動
の事をいいます。
マーケティングを販売だと思ってる人もいますが、それはマーケティングではないんですよね。
販売はマーケティングの一部になります。
僕は以前、ビジネスの本質は価値提供だと話しました。
お客さんに必要な価値を生み出して、その価値をお客さんまでどうやって届けるのか考えて実行するのがマーケティングなんですよね。
ビジネスの本質についての話を下記の記事で話しています。
マーケティングを知る前にビジネスの本質について知っておかなければなりません。
いきなりマーケティングを考えてはいけない
マーケティングとはどういったものかわかったかと思います。
それで注意してほしいのが、いきなりマーケティングから考えてはいけません。
なんでも順序があります。
それは起業においても例外じゃないんですよね。
まずは戦略ピラミッドにそって起業計画を立てる必要があります。
「戦略ピラミッドって一体なんぞや?」って人は下記の記事を読んでください。
ちなみにマーケティングは戦略ピラミッド内の戦略の部分に当たります。
そしてマーケティングを考える順番として、
ミッション→ビジョン→ビジネスモデル→マーケティング
という流れです。
ミッションで自分の使命を決めて、ビジョンでミッションを達成するための目標を決めます。
そしてビジネスモデルでお金を稼げる仕組みを考えて、そこまで考えてからようやくマーケティング戦略を練ってくんですよ。
ミッション・ビジョン、ビジネスモデルについての話は下記の記事でしてますので、マーケティング戦略を練る前に読んでおいてください^^
マーケティングの活動内容とは?
ここまでマーケティングとは何か?そしてマーケティングを考える順番について話してきました。
ただこれだけじゃ「実際にマーケティングをしてください」、と言われてもできませんよね。
戦略の練り方や分析の方法など、全体の流れがまだわからない状態です。
だからマーケティングの活動内容について話していきますね。
マーケティングはこのような流れで行われます。
コンセプト設定→ターゲティング→商品企画→集客→販売
先ほども話しましたが、マーケティングは販売だけじゃありません。
実はこれだけの項目があるんですよね。
次にこれらの項目を一つずつ解説していきます。
コンセプト設定
まず始めにコンセプト設定をしないといけません。
個人でやる場合は自分が、会社でやる場合は自社がどういった事をやっていくか、全体を通した基本的な考え方を決める必要があります。
ここで自分や自社がどのような価値をお客さんに提供していくのか、これがコンセプトになります。
今回は美容院を例にして話していきますね。
美容院を経営するにあたって、どのような価値をお客さんに提供していくのか考えないといけません。
もし自分達の美容院は『髪の毛を綺麗にする』という価値を提供するのならば、『誰もが憧れるツヤ髪へ』、といった感じのコンセプトを決めていきます。
ターゲティング
コンセプトを決めたら、次はターゲティングを行っていきます。
ターゲティングとは、自分や自社の商品やサービスを提供するお客さんはどういった人なのか決めていく事です。
これは年齢、性別、職業、どこに住んでるのか、もっと詳しく決めるなら、勤務形態や趣味、どういった考え方を持ってるのかなどなど、細かく決める必要があります。
先ほどから引き続き、美容院を例にして話していくと。
20代~40代の髪を綺麗にしたいと考えてるOL。
これがターゲティングになります。
このターゲティングでは、ある程度ターゲット層を絞らないといけません。
なぜなら万人受けを狙った商品やサービスでは誰も魅力を感じないし、それにお金を支払おうとはしないからです。
恋愛と一緒ですよ。
誰からも好かれようとする八方美人の人はモテないじゃないですか。
万人受けを狙った商品やサービスってまさにそれなんですよ。
お客さんに当たり障りのないアプローチしかできないので、お客さんの心に全く響きません。
そこでターゲティングを行いお客さんの層を絞る事で、その層の心に響くようなアプローチができるし、そのお客さんに合った商品やサービスを提供する事ができます。
それによってお客さんが、
「この商品やサービスは自分が求めていたものだ!」
と商品やサービスに価値を感じてお金を支払ってくれるわけなんです。
商品企画
コンセプトも決まって、価値を提供するターゲットも決まったら、ようやくここで商品企画をしていきます。
商品企画では4P分析を行っていきます。
「4P分析とか、またわけのわからない用語使いやがって」
という声が聞こえてきそうですね(笑)
4P分析とは、マーケティング戦略を練る上で使用する分析方法の一つになります。
これは4つの要素からできていて、
・Product(プロダクト:製品)
・Price(プライス:価格)
・Place(プレイス:流通)
・Promotion(プロモーション:広告)
これらがその要素です。
要素はわかった、じゃあこれらの要素をどのように考えていけばいいのか?って話ですよね。
このように考えていきます。
・Product(製品):価値を提供する商品やサービスはどんなものにするのか
・Price(価格):商品やサービスの価格はいくらに設定するのか
・Place(流通):その商品やサービスを提供する場所はどこにするのか(お店やブログ、ホームページなど)
・Promotion(広告):どのようにしてお客さんに認知してもらうのか
商品企画をする際は、4P分析を使用してこれらの要素をどうするか考えていきながら行ってください。
集客
商品開発までできたら、次はいよいよ集客を考えていきます。
ここではどのようにしてお客さんを集めてくるのか考えないといけません。
当然お客さんはお店の中から湧いてこないわけですから、外から呼んでくる必要があります。
集客といってもさまざまな集客媒体があります。
現実世界の物でいったら、看板、広告、雑誌、新聞、ハガキ、CM、口コミなどなど。
ネット上の物でいったら、ブログ、ホームページ、SNS、ネット広告などなど。
売りたい商品やサービス、狙ってるターゲット層を考えて使い分けないといけません。
例えば、ターゲット層が60歳以上の高齢者の方だったとします。
高齢者の方は他の世代と比べてあまりネットを使う機会がありません。
だから集客方法がネットの媒体だけだと集客できない可能性もあります。
そういった層にはハガキや新聞、口コミで集客するなど集客方法を考えないといけません。
集客のワンポイントとして、少額で使える媒体はガンガン利用していった方がいいですね。
例えば、ブログ・ホームページはサーバー代とかがかかるぐらいで数万ぐらいでしょう。
SNSに関してはタダで利用する事ができますからね。
ネット上での集客媒体は低価格で利用できますし、今の時代を考えると使わない手はないですよ。
特に今の人はスマホを利用する機会が非常に多いです。
みんな肌身離さず体の一部のようになってますからね。
僕もスマホを身につけてないと違和感を感じるようになってますから。
(いわゆるスマホ中毒やん(笑))
だからこそ、ネット上での集客媒体は必ず利用しないといけません。
販売
最後に販売になります。
これはどのような方法で商品やサービスを販売するのか考えていきます。
例えば、いきなり商品やサービスを売るのか、それとも無料商品やサービスを提供してから、その後有料商品やサービスを売るって方法もあります。
ライザップだったら、無料のカウンセリングを行ってから有料のプログラムを契約させるとか。
ネットで月額払いのツールを売るのであれば、最初の一ヶ月間は無料で提供して、その後気に入ったお客さんは有料でツールを利用してもらうとか。
その他にも、ブログやホームページでお客さんにメールアドレスを登録してもらい、そのメールアドレス宛にメールを送ってお客さんを教育していき、その後商品やサービスを売るって方法もあります。
この段階を踏んでお客さんを教育していくメールの事をステップメールと呼びます。
このように、自分や自社がどのような方法でお客さんに商品やサービスを提供していくのが最適なのか考えなくてはいけません。
まとめ
今回はマーケティングとはなんなのか?
そしてマーケティングの活動内容について話しました。
マーケティングは実際にお客さんに商品やサービスを提供していく重要な役割を担ってます。
ここがザルなものだと、どれだけ優れたビジネスモデルを持ってたとしても収益を出す事はできません。
あなたが起業したい事業はどんなマーケティング戦略が適切なのか、しっかり練ってから実行していきましょう。
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